生徒からの手紙
生徒の皆さんから、たくさんのお手紙をいただき、心より感謝申し上げます。
皆さんにとって異文化に触れる新しい発見や学びがあったことを嬉しく思うと同時に、講師本人にとっても講義が留学生活の励みや成長の糧となりました。
ここでは、生徒の皆さんからのお手紙の一部をご紹介いたします。
中国留学生講師 焦 靖雯(ショウ セイブン)先生へ
隣の国の中国ですが、焦先生の授業から初めて知ることが多かったです。
僕は日本の西側に中国があるため、気候は日本と変わらないと思っていました。でも、中国は広い国なので、最南端と最北端では気候が全然違うことに驚きました。また、中国には56の民族があり、東西南北で街並みや気候、日の出る時間も違うことを学びました。
焦先生は、日本語と英語を操るように並行して話すことができ、英語を頑張っている自分にとって、とても刺激になりました。中国語も「ニーハオ」や「シェーシェー」などの単語は知っていましたが、声調があって発音が難しいことを知りました。また、同級生の名前を中国風に言い換えて、中国語のおもしろさに気づくことができました。
日本で食べている中華料理が、中国で食べられていないことにも驚きました。この授業で、日本と中国の文化の違いや伝統料理、衣服について学び、様々な文化に興味を持ちました。今、日本と中国は国際的な関係があまり良くないと言われていますが、異なる国の人々が交流する良い機会になりました。
そして、焦先生が言った「自分の好きなことに得意なことが隠されている」という言葉が心に残りました。自分もそれを見つけて、将来を考えたいと思います。
イタリア留学生講師 アスケーロ・ファビオ先生へ
ファビオ先生から、イタリアの国旗の色の意味やマルゲリータの名前の由来など、とても興味深い話を聞くことができました。特に、国旗の色がピザのマルゲリータに使われていることには驚きました。また、「スパゲッティ」=「パスタ」だと思っていましたが、スパゲティはパスタの一種であることもわかりました。
イタリアンジョークも楽しかったです。イタリア人は感情を顔に出すことやジェスチャーで表すことが多いということも知り、イタリアの文化や習慣を学びました。また、イタリア語には「J」の文字がなく、「G」で表すことを知り、さらにイタリア語に興味を持ちました。イタリア語を覚えて、いつか本場のピザやパスタを食べにイタリアを訪れたいと思います。
ファビオ先生に感謝の気持ちを込めて「GRAZIE!」と言いたいと思います。
ロシア留学生講師 クレショヴァ・ユリア先生へ
ユリア先生との最初の出会いは緊張してしまい、直前に覚えたロシア語の「Привет」(こんにちは)としか言えなかったけど、笑顔で返してくれてうれしかったです。でも授業が始まって、ユリア先生は実は日本語がペラペラだったことにびっくりしました。
授業で学んだことで印象的だったのは、地下鉄の駅が美術館みたいだったことや学校であまり体育の授業がないことです。
英語のアルファベットでないキリル文字も初めて知って、私の名前をキリル文字で書いてくれてありがとうございました。ロシア語の発音が難しそうだったけれど、ロシア語を勉強してみたいと思いました。
写真と一緒にクイズを出してくれたのが楽しくて、授業はあっという間に終わってしまいました。いつか黄金の秋やモスクワの冬のイルミネーションを見に行きたいです。最近の情勢であまり良いイメージを持っていなかったですが、この授業で見直す良い機会になりました。私もユリア先生のように外国語をたくさん話せるようになりたいので、勉強がんばります!