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異文化理解教育プログラム

プログラムのねらい

講義の内容 - 教育プログラム要覧

 ますます進展する多文化共生社会で活躍できる日本人を育てる教育を推進することが喫緊の課題となっています。次代を担う子どもたちが「異文化や異なる文化をもつ人々を受容し、共生することのできる児童・生徒」に育ってほしいのは全ての親たち・大人たちの共通の願いです。

 現在、日本では、政府により外国人留学生受け入れ30万人計画が進んでいます。それを受け当協会では、日本で学ぶ外国人留学生が先生として日本の学校の教壇に立ち、母国の人々の暮らしや文化、留学先を日本にした理由、学んでいる学問やそれを生かした将来の夢などについて語ることにより、各学校が進める国際理解学習の一助を担いたいと考えています。

 今、各学校では、日本の伝統・文化の尊重や食育及び、キャリア教育の視点に立った進路指導やオリンピック・パラリンピック教育など、告示された新しい学習指導要領を先行実施した教育活動として、当教育プログラムを教育計画に位置付けておられる学校が増えています。
当協会では、このような教育計画に位置付けられた国際理解・交流の学びを通して、グローバル社会の中で「自らの国の伝統・文化に根差した自己を確立することのできる児童・生徒」、「自らの考えや意見を自ら発し、具体的に行動することのできる児童・生徒」へと成長してくれるよう学校教育を支援して参りたいと考えています。

実施の方法

対象 小学5・6年生、中学生、高校生、及びPTA(保護者)
実施形態・講義時間 通常は1学級単位、1単位時間で講義を行います。
留学生講師・使用言語 首都圏の大学の学部・大学院で学ぶ外国人留学生です。
流暢な日本語で講義を行います。また、必要に応じて英語で行うこともできます。
費用 留学生講師への講師料の学校負担はありません。
※最寄りの駅から学校までの交通費につきましてはご負担頂く場合がございます。

お申込みについて

受付は先着順です。
実施日の2か月前の月が締めきりですが、1月から翌年度の申し込みを受けております。
お早めにお申込みください。
例年、10月から3月にかけてのご要望が集中し、実際にお断わりせざるを得ない状況です。
比較的余裕があるのは、4月・5月・6月です。
詳細については、「お申込み方法と流れ」のページをご参照ください。

※「留学生が先生! 」の事業名称は商標登録されています。
研究報告書の作成、マスメディアへの掲載の際には「『留学生が先生! 』教育プログラム」と明記してください。

基本の講義

テーマと内容

 講義のテーマを「私の国○○○、人々の暮らしと文化」とし、講義内容は以下の3つの柱で構成しています。これが、小・中・高それぞれの校種に共通した「基本の講義」です。

  
     

1, 自己紹介と母国の紹介

 挨拶と自己紹介・母国の位置や気候・国旗の説明など人々が暮らしている生活の舞台や環境を紹介します。

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    シリアのお国での挨拶の仕方に生徒はビックリ!

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    「何でネパールの国旗は三角形なのでしょうか?」

2, 人々の暮らしと文化

 母国の代表的な衣・食・住の文化、伝統行事や民俗芸能、人気のスポーツや遊びなど、人々の生活様式やその背景にあるものの見方・考え方などを紹介します。

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    インドでは、カレーを朝から、そして、毎日食べます。

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    韓国では、お正月に韓服を着て、目上の方に挨拶します。

3, 講師自身の生き方

 母国での自分の学校生活(小・中・高)を紹介します。また、日本を留学先に選んだ理由、そのために努力したこと、学んでいる学問、それを生かした将来の夢などを語ります。

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    私は、日本風の温泉を楽しむ文化をキルギスに持ち帰るために日本に留学しました。

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    私は、英語で読んで感動した源氏物語をウズベク語に訳したくて日本に来ました。

小学生のプログラム

小学生のための異文化理解学習

 小学5・6年生を対象とする異文化理解学習は、通常の講義内容である「基本の講義」を中心に行っています。


「基本の講義」で学ぶ

 つぎの三本柱が内容です。

1.自己紹介・母国の紹介
2.人々の暮らしと文化
3.講師自身の生き方

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ウクライナは青い空と黄金色の小麦畑がシンボル(国旗)です。


「オリンピック・パラリンピック教育」で学ぶ

 オリンピック・パラリンピック教育に位置付けて「外国人の人と交流する」「外国の方をおもてなしする」など、来たる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を視野に入れた国際理解学習を「基本の講義」を通じて学びます。

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ブラジルと言えば?「サッカー」そうです。この選手は誰ですか?「ペレ!」

平成28年度の講義実施例

小学校 事前の
指導
当日の実施 事後
指導
A 調べ学習
(個人)
・5年生3学級に3人の留学生を招聘
・3校時に「基本の講義」を受講
感想文の作成
B 調べ学習
(班)
・5~6年生4学級に4人の留学生を招聘
・5~6校時に「基本の講義」を2か国分を受講
感想文の作成

中学生のプログラム

中学生のための異文化理解学習

 中学生のための異文化理解学習として、「基本の講義」を各学校の教育計画に合わせて、位置づけることが可能です。


「基本の講義」で学ぶ

 つぎの三本柱が内容です。

1.自己紹介・母国の紹介
2.人々の暮らしと文化
3.講師自身の生き方

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ウクライナは青い空と黄金色の小麦畑がシンボル(国旗)です。


日本の伝統・文化を発信する学び

 1コマ目の留学生が行う「基本の講義」に続き、次の時間(2コマ目)に、生徒が「基本の講義」に対比させた日本の「人々の暮らしと文化」について、留学生へ日本語で発表します。〈2コマ連続実施〉

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生徒が「席書き」した書を留学生へお土産に渡しました。


講師の生き方も学ぶ

 「基本の講義」内容のうち、「3:講師自身の生き方」のところの時間を多くとり、その分、「2:人々の暮らしと文化」についての話を短くして話します。

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ブラジルで医者だった私は、新しい免疫学に挑戦するために日本へ留学しました。


社会科地理的分野で学ぶ

 世界の地域学習で、例えばアフリカ地域を学習する最初の段階で、アフリカからの留学生に「基本の講義」をしてもらい、単元の導入とします。
また、アジア地域を終える段階で、イスラム圏の留学生に「基本の講義」をしてもらい、「イスラム文化」についての理解を深め、まとめとします。

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このコーランには、盗んだり、殺したりしてはいけないと書いてあります。(シリア)


      

英語の発展として学ぶ

 英語の発展としての学習と「日本の伝統・文化を発信する学習」を組み合せた取組みです。日本語で説明する内容を英訳しておき、さらに、絵や写真、動作なども交え外国人留学生へ英語で伝えます。

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留学生に自己紹介、日本の文化を英語で伝えました。


「オリンピック・パラリンピック教育」で学ぶ

 オリンピック・パラリンピック教育に位置付けて「外国人の人と交流する」「外国の方をおもてなしする」など、来たる東京オリンピック・パラリンピック競技大会を視野に入れた国際理解学習を「基本の講義」を通じて学びます。

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リトアニアではバスケのユニフォームが「民族衣装」と言われるほどバスケが盛んです。

平成28年度の講義実施例

中学校 事前の指導 当日の実施 事後指導
A 留学生の国の新聞作り(個人) ・2年生3学級に3人の留学生を招聘
 5~6校時に実施
・生徒は「基本の講義」を2カ国分受講
ワークシートの整理とレポートの作成
B 留学生の国の新聞作り(班) ・3年生3学級に3人の留学生を招聘
 5~6校時に実施
・5校時は全体会
 (校長先生の挨拶・歓迎の挨拶と合唱・留学生の自己紹介)
・生徒は6校時に「基本の講義」を学級ごとに受講
レポートの作成
C 「基本の講義」に対比させた日本の人々の暮らしと文化の壁新聞作り(班) ・1年生5学級に5人の留学生を招聘
・5~6校時に実施。
・5校時は「基本の講義」
・6校時は「日本の人々の暮らし」を発表、意見交換
ワークシートの整理と感想文の作成

高校生のプログラム

高校生のための異文化理解学習

 高校生のための異文化理解学習として、「基本の講義」を各学校の教育計画に合わせて位置づけることが可能です。


「基本の講義」で学ぶ

 つぎの三本柱が内容です。

1.自己紹介・母国の紹介
2.人々の暮らしと文化
3.講師自身の生き方

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ウクライナは青い空と黄金色の小麦畑がシンボル(国旗)です。


留学生の生き方を学ぶ

「基本の講義」の内容のうち、「3:講師自身の生き方」のところを多くして、15分~30分で話をし、「2:人々の暮らしと文化」についての話を短くします。

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私の夢は、日本でフイリピン人として第一号の「薬剤師」になることです。


世界史・世界地理で学ぶ

世界史や世界地理の授業時に、教科担任の管理下で講義を行います。例えば、イスラム圏の留学生が通常の「基本の講義」を行います。

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私も妹もイスラム教徒、しかし、妹は髪を隠していません。本人の自由なのです。


英語で異文化理解を学ぶ

通常の「基本の講義」の一部、あるいは全部を英語で行います。必要ならば日本語で補うこともできます。

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セルビアの伝統・文化について、すべて英語でお話しました。

平成28年度の講義実施例

高等学校 事前の指導 当日の実施形態 事後指導
A 異文化理解 1年生・8学級に8人の留学生を招聘・5~6校時に「基本の講義」を2か国分受講 レポートの作成
B 英語指導 ・5~7校時に、3年生を3集団に分け、一人の留学生が「基本の講義」を英語で3回実施 レポートの作成
C 進路指導 ・3年生8学級に8人の留学生を招聘・5校時で実施。
・基本の講義内容のうち、「3:講師自身の生き方」のところに多くの時間をかけて講義
レポートの作成

お申し込み

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