ご挨拶

「留学生が先生!」教育プログラムへの期待に応えて

 平成元年(1989年)に東京都教育委員会の「国際理解教育の推進」とともに発足した「留学生が先生!」教育プログラムは、本年30年目を迎えました。
 当初、東京都内31の公立学校に8か国・地域の25名の留学生で始まったこのプログラムは、平成29年度末には、首都圏の公立小中高校を中心に実施校数323校、2,415授業時間を46か国・地域137人の留学生によって行われました。
 これまで留学生への講師料や協会の運営かかわる経費は、北海道で農牧場を拓くことを青年時代からの「夢」として浦臼町で実現された神内良一様(本協会評議員会前会長)の寄付によって15年間賄われてきました。神内様は日本の大学・大学院で自らの「夢」を追究する留学生が母国の生活体験を語ることによって、日本の児童・生徒の「夢」を切り拓く意志を鼓舞し、また、異なる生活文化を理解し合うことが人々の絆を結ぶ基であるとの熱い思いから、このプログラムを支えてくださいました。
 神内様が昨年6月にご逝去され、「留学生が先生!」教育プログラムの運営は新たな事態を迎えておりますが、このプログラムへの学校や関係各位から大きな期待が寄せられておりますことを強く受け止めて、今年度はこれまでに比べて実施校数と授業時間を縮小した形で実施することにいたしました。
 本協会が独自に築いてきた「留学生が先生!」教育プログラムのユニークな学習方法・内容や体験活動よって、日本の児童・生徒と日本で学ぶ留学生が互いに国際理解・異文化理解の架け橋となり、平和な世界を希求する「夢」の実現に向う道程であるこの事業の継続を進めます。

  平成30年8月15日

公益財団法人 国際理解支援協会    
  代表理事  宮地 忠明    

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「多文化共生」への我が想い

 「留学生が先生!」教育プログラムを通して「生徒・児童の国際理解や異文化理解を支援し、多文化共生の意識を育む」という趣旨に賛同し、これまで私を育んでくれた社会に少しでもお返しすべく、平成14年に財団の経営を引き継ぎました。
 このプログラムを通して日本の子供たちは世界に視野を広げ、国際社会で活躍する人材に育ってほしい。また、外国の留学生たちにはより日本を知る機会となり、友好の懸け橋となってほしいと期待しています。

神内 良一 (平成29年)    


本協会の寄付者であり、15年間にわたり代表理事および評議員会会長を務められた神内良一氏がご逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。

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